KYOJO CUP

1年ぶり参戦の小泉亜衣が、感涙の優勝!~KYOJO CUP第1戦レポート~

3シーズン目を迎えたKYOJO CUP。その開幕戦を制したのは、1年ぶりの参戦となった小泉亜衣(#86 CF亜衣★制動屋★44VITA)。自身初のKYOJO CUP優勝となった。

昨年まで絶対女王として君臨した小山美姫が、今年はW series挑戦のためKYOJO CUPを卒業。これにより空位となったシリーズチャンピオンの座をかけて、開幕戦には10名のドライバーがエントリーした。


朝から“五月晴れ”に恵まれた富士スピードウェイ。午前9時から行われた公式予選で、ポールポジションを獲得したのは山本龍(#87 おさきにどうぞVITA)。2分01秒538をマークして、セッションの折り返しを迎えるところで暫定トップに立った。2番手との差は約0.6秒。#87 山本は残り時間が5分以上残っている状態でピットに戻ってくる。他のドライバーは少しでも自己ベストタイムを更新するべくタイムアタックを敢行するが、2分01秒台に届くドライバーは現れず、#87 山本の初ポールポジションが決定した。2番手には細川由衣花(#33 SD-STYLE VITA)、3番手には星七麻衣(#48 ワコーズEDニルズVITA)が続いた。

Driver’s Voice
山本龍(#87 おさきにどうぞVITA)
「富士はスリップストリームがよく効くので、前にクルマがいる状態で走りたかったのですが、予選ではそれが使えませんでした。昨日のタイムは2分01秒1でしたが(FCR-VITA参戦)、スリップのことを考えると、こんなものなのかなと思います。01秒台の人が何人もいるかと思っていたので、最初はピットに戻って様子を見て(ライバルの状況次第で)もう1回アタックに行こうかなと考えていました。ポールポジションからのスタートは初めてなので、そこでビビってスタートを失敗しないようにしたいです」

午後の決勝レースはスタート前から多くのファンが集まり、グリッドも大いににぎわった。
ポールシッターの#87 山本は抜群のスタートを切って1コーナーへ進入。3番手スタートの#48 星七が1つポジションを上げて2番手で続く。#33 細川はやや出遅れ、#86 小泉と1コーナーで接触。スピンを喫し最後尾まで後退してしまった。

#87 山本は1周目から大きくリードを築いていったが、じわじわとペースを上げてきたのが#86 小泉。3周目に#48 星七をとらえると、4周目には#87 山本をかわしてトップに浮上した。#87 山本はこの後、スタートグリッド停止位置の違反によりドライブスルーペナルティを受けて、順位を大きく下げることに。これでトップ争いは#86 小泉と#48 星七の2人に絞られたが、#86 小泉は好ペースを維持して#48 星七との差を徐々に広げていく。最終ラップまで大きなミスなく走り切ると、KYOJO CUPでは自身初のトップチェッカーを受けた。#48 星七が3.2秒差でゴールしたが、レース後に最低重量違反により失格の裁定を受けることに。繰り上がりで2位となったのは、予選6位からレース中盤の集団争いを抜け出した荻原友美(#49 ありそ鮨し&バンツォVITA)で、こちらも自身最高位。3位には、スタート直後のスピンで最後尾に下がりながらも、怒涛の追い上げを見せた#33 細川が入った。#87 山本はファステストラップ(そのレースで記録された最も速いタイム)を記録して追い上げ、6位入賞となった。

Driver’s Voice
小泉亜衣(#86 CF亜衣★制動屋★44VITA):優勝
「嬉しいという言葉に尽きます!トップになってもペースを落とさないことを目標にしていました。車内で『負けるな~!』と自分で言いながら走っていました。山本選手が(ペナルティで)いなくなって、逆に焦っちゃいましたが、星七選手もそんなに(真後ろに)きていなかったので、とにかく今あるマージンをひたすら守ることを大切にして走りました。次は追いかけられる立場になると思うので、努力を怠らないように頑張りたいと思います」
荻原友美(#49 ありそ鮨し&バンツォVITA):2位
「初表彰台ですが、率直な感想としては……嬉しくないです。2周目を終えたあたりでバトルが終わって、前の3人を追いかけるだけという流れでした。ペースは悪くなかったですし最後は追いついていましたが、やっぱり速さの部分で一段も二段も遅れをとっていたので、もっともっと向上させないといけないなという気持ちが一番です。昨年、小山美姫選手が記録したタイムを予選・決勝ともに上回ることが目標なので、次はそこを超えられるようにしたいです」
細川由衣花(#33 SD-STYLE VITA):3位
「今回、クルマの調子があまりいいわけではなかったので、この結果はメカさんとパパ(細川慎弥選手)のおかげです。とにかく“行くしかない”と決めて臨んだ予選で、自分としてはプッシュできました。接触とスピンは、レース経験の少なさが出てしまって。一時は最後尾で、みんながAコーナーに消えていって…そこでスイッチが入り、自分でもびっくりするぐらいのペースで走れました。3位と言われても、表彰台に乗れなかったのが悔しい(苦笑)。次はきちんとあそこに上がれるように、気持ちを引き締めていきたいです」
KYOJO-CUP 公式予選リザルト
PosNoNameCarBest TimeLap
187山本 龍おさきに☆どうぞVITA2'01.5386
233細川 由衣花SHOWA-SD VITA2'02.1839
348星七 麻衣ワコーズEDニルズ VITA2'02.27610
486小林 亜衣CF亜衣★制動屋★44 VITA2'02.4379
513おぎねぇ小倉クラッチVITA2'02.50910
649萩原 友美ありそ鮨し&バンツォVITA2'02.77410
724藤島 知子ENEOS☆MOMO☆Pmu2’03.9029
828RINA ITOAEON MALL VITA2'04.21110
9610高橋 純子恒志堂レーシング VIAT2'04.65210
1011粟野 如月D.D.R Vita012'06.97210
KYOJO-CUP 決勝レースリザルト

PosNoNameCarLapTotal TimeBest TimeLap
186小泉 亜衣CF亜衣★制動屋★44 VITA1020'33.9832'02.6072
249萩原 友美ありそ鮨し&バンツォVITA1020'41.9842'03.2907
333細川 由衣花SHOWA-SD VITA10
20'45.7982'02.6625
424藤島 知子ENEOS☆MOMO☆Pmu1020’53.1962'03.8644
528RINA ITOAEON MALL VITA1021'01.0132'04.5505
687山本 龍おさきに☆どうぞVITA1021'05.1372'02.1179
7610高橋 純子恒志堂レーシング VIAT1021'05.1922'04.75310
813おぎねぇ小倉クラッチVITA1021'13.5982'04.3614
911粟野 如月D.D.R Vita011021'34.0622'07.7642
失格48星七 麻衣ワコーズEDニルズ VITA

※CarNo.48は、富士チャンピオンレース特別規則付則⑨5.②(最低重量)違反により、失格とする。