RACE REPORT
フォーミュラ2年目の初テストは、3年ぶりKYOJO復帰の三浦愛が総合トップ
2026年のKYOJO CUP第1回合同テストが2月12日(木)、13日(金)の2日間にわたり富士スピードウェイで開催された。
フォーミュラシーズン2年目の走り始めとなるこのテストには、総勢20名のドライバーが参加。なじみの顔ぶれに加えてさまざまな経歴を持つ新規の参戦者が集うなか、監督兼ドライバーとして3年ぶりにレースへ復帰する#18 三浦愛(Team ReFa with AIWIN)が2日間の総合最速タイムを記録した。
【Day1】
テスト初日はあいにくの天候となり、小雨が降りしきるウェットコンディションで走行が行われた。
10時10分にSession1が開始されると、#36 斎藤愛未(TEAM TOM'S)がトップタイムを記録。序盤から速さを見せて最終的には1分53秒828までタイムを縮め、今季初走行を首位で終えた。
続くSession2では、車両確認のためにチェックドライバーの小川颯太が乗車した#33 岩岡万梨恵(FUKUDA racing)の車両がトップタイム。Session1で発生した水温のトラブルを抱えながらも時間をかけてクリアラップを取り、1分53秒083をマークした2番手の#7 翁長実希(nat team KCMG)が、レギュラードライバーとしては最上位となった。

昼のインターバルを挟んで行われたSession3では、小川がチェックのためドライブした#87 山本龍(Autolook Racing)の車両が1分52秒904のトップタイムをマーク。時折タイミングモニターの最上位に浮上するも0.054秒差の2番手となった斎藤が実質的な首位となった。
ようやく雨が止み、空が徐々に明るくなるなかで迎えたSession4では翁長が好走を見せ、セッション終盤に1分53秒063をマーク。ガス欠により最後はコース上でマシンを止めてしまったが、スケジュールの都合で初日のみの参加となった翁長にとっては今回のテストで最後となるセッションをトップで締め括った。
一方、前年王者の#86 下野璃央(DrDry Racing with IMPUL)は午前の走行から様々なアクシデントに見舞われていた様子だったが「開幕前にトラブルを発見できたことは良かったと思う」と前向きな姿勢で初日を終えた。
なお、1日目の総合トップタイムは、斎藤がSession3で記録した1分52秒958となった。

【Day2】
初日から一転、日差しが差し込みわずかに暖かさも感じられるようになった富士スピードウェイで迎えたテスト2日目。大半の路面は乾いていたが前日の降雨と真冬の気温の影響を受け、一部ウェットパッチが残るなかでSession5がスタートした。単独スピンに起因する赤旗中断を2度挟んだものの、エンジンを載せ替えて2日目の走行に臨んだ下野が快走。コンディションが回復しつつあった終盤に1分46秒241をマークし、セッションを首位で終えた。
Session6では#32 金本きれい(MIHARA RACING TEAM)のマシンに小川が乗車し、トップタイムを記録。1.079秒差の1分45秒843をマークして2番手となった下野がレギュラードライバーにおけるトップとなった。

昼のインターバルを経て開始されたSession7でも、山本のマシンでテスト走行を行った小川がトップタイムをマークし、最終的に1分45秒295までタイムを更新する。0.239秒差の2番手につけた下野がここでも実質的なトップとなり、3セッション連続での首位となった。
最終走行枠となるSession8では、下野が序盤からトップタイムを記録する。タイムアップを果たすべく攻めの姿勢で走行を続けていたが、内圧調整のためにピットインしたことで流れが一変。ラストアタックに備えて周回を重ねるもガス欠となり、0.090秒差で2番手となった。この間に光る走りを見せたのは久々にドライバーとしてKYOJO CUPの舞台に戻ってきた三浦で、セッションの最終盤に1分44秒999を叩き出す。2日間で唯一の1分44秒台をマークし、Session8の最速ドライバーとなるとともに第1回合同テストの総合トップとなった。

Driver’sVoice
第1回合同テスト総合トップ:#18 三浦愛(Team ReFa with AIWIN)

「(今回のテストに向けては)不安とワクワク、どちらもありました。参戦すると決まってから自分なりに計画を立ててドライバーとしての準備を進めてきましたが、想定の半分ほどしか進まなかったのでまだまだ準備が整っていないと思います。自分の伸びしろは感じましたが、つかみきれていないところもあるし、KYOJOのフォーミュラは癖があって難しいというのが2日間走った感想です。すでにタイムを出している選手がいるなか、自分の課題を少しでも詰めていけるように走った結果がたまたまトップタイムにつながりましたが、次のテストではもう少しうまく走れるように、もっと極めていけたらと思います」

